どうもハジメです。
今回は私の愛すべきゲームタイトルの一つ。ゼノギアスについての名言から知るゼノギアスの良さを紹介したいと思います。
私が子供の頃に出会ったゲームの中でも、特に惹きこまれたゲームタイトルです。今でもプレイするとどんどん進めたくなる面白さを秘めていますね。
やはり、大人になってしまったのか、ちょっと全体的にキャラクターが暗いなーと思ったりすることもありますが、、、。それでもまたプレイして見て、いいなーと。
あと、中二感満載の感じがむず痒くも結局その世界観に浸ってしまうわけですが、、。
でも、このゲームが持っている雰囲気・空気感・情緒性はなんとも好きですね。
エヴァシリーズなどが好きな方は是非、プレイしてみるとハマる作品なのかなと思います。
そんな愛すべき作品の良さを少しでも知らない方に伝えたくて、このゲームの名言を紹介しながら、良さが少しでも伝わればと思っています。
1 物語のあらすじ
物語はラハン村というところから始まる。
主人公であるフェイは、その村に訪れる前の記憶がなかったが、平穏にその村で過ごしていた。
ある日、キスレブという国の軍隊がその村にやってきて、襲撃を加えた。
フェイは、村の仲間を助けたい一心で、
たまたまその場に居合わせたギア(ロボットのようなもの)に乗る。
そのギアは、不思議な力を秘めており、
莫大なエネルギーがその戦闘中に暴走し、村を半壊させるのであった。
村人から化け物扱いをされて、フェイは村から追い出される形で、
フェイのあてのない旅が始まるのであった。
2 登場人物の紹介
名言・名シーンを語る上で説明が必要な人物を事前に説明しておきます。
本当はもっといますが今回の紹介するシーンでは以下のキャラクターたちのみなので、これぐらいでとどめておきます。

フェイ:この物語の主人公。記憶を失った青年。色々な事件に巻き込まれ続ける。自分がもつ不思議な力に翻弄されつつも成長を続ける。
エリィ:この物語のヒロイン。ソラリスという空中都市の軍隊に所属。特殊なエーテルという能力に長けている。彼女もまた不思議な力をもち、フェイとともにその運命に立ち向かう。
シタン:ラハン村の近くの山に住んでいる先生と呼ばれる人物。メカなどの修理だったり、医学の知識があったり。不思議な人物。物語の核心に迫った際になんでも関わっているというぐらいいいところで登場する。
ジェシー:シタンがソラリスにいた頃の先輩。ビリーという青年の父親で、銃の名手。ここというポイントでかっこいいセリフを言ってくれるかっこいいやつ。
マリア:ゼプツェンというギアに乗る少女。フェイたちがシェバトという空中都市に向かおうとする時に遭遇することとなる。
エリィの母:エリィの母親。ソラリスに住んでいて、フェイとともに自宅に招いた際に登場する。
タムズの船長:タムズという海に浮かぶ大きな船のリーダー。海の男と名乗るだけあって、豪快な人物。
グラーフ:ストーリーの随所にフェイたちの前に現れては邪魔をする敵キャラ?その力はとてつもなく強い。
3 名シーン
それでは早速、名シーンの紹介に移りたいと思います。できるだけ状況がわかるように状況も伝えていますが、
やはりプレイした方が伝わります!
そして音がないとこのゼノギアスは語れません!
めちゃくちゃサウンドも素晴らしいのでよければ動画などでも聞いて見てください。
◆シタン先生の家で
フェイ
「ねえ、先生、、この曲を聞いていると、ふしぎな感じがしてくるよ。
なんだか、胸の奥の方がホットあったかくなってくるような、、。」
シタン
「それはきっとあなたのなかで、
この曲が好きだった、遠い昔のだれかが生きているからですよ、、、。」

ストーリーが開始して少しプレイしたあたり。
とてもノスタルジーを感じさせる、音楽とともにこのセリフが展開されます。
初めて聞いたプレイヤーでさえ、どこか懐かしいこの音楽とともにこのストーリーの時を超えた壮大さを感じることができます。
20年経った今でも、このセリフは覚えていましたね。
◆黒月の森、エリィと遭遇
エリィ
「エ、、エレハイム。両親はエリィって呼ぶわ。」
フェイ
「ああ、そうか。そうだったよな”確か”。」
エリィ
「??」

物語の中で、初めてエリィとフェイが遭遇した後のシーン。エリィは名前を名乗っていないのに、どうしてフェイは名前を知っていたんだろうか、、、。
◆仲間たちと別れ、また記憶が失われたフェイ
フェイ
「今でもギアは好きじゃないよ。それは変わらない。
乗れば不安定な”自分”をいやでも認識させられる。
だけど、それは失った”自分”との接点でもあるんだ。
なら、とことん付き合うことにしよう、、、ってね。
こないだ決めたんだ。」

フェイが乗っていたギアの暴走もあって、フェイは仲間たちと離れ離れになる。キスレブという街に流れ着きシタンと遭遇。
今まで、自分がラハン村を壊滅させたことに対する責任感でネガティブになっていた。
そこからほんの少し、前向きになろうとし始めたタイミングのシーン。
◆キスレブにミサイルが落ちる
フェイ
「エリィ!?やめろっ!何をする気なんだ!そんなことをしたら、、、。」
エリィ
「大丈夫。私のギアはソラリス製。まだ、、、もつわ。」
フェイ
「だからってエリィ!お前はどうするんだよっ!このままじゃお前も!」
エリィ
「でも、、他に方法がないでしょ?少しでも長く支えられれば、それだけ被害が少なくて済むから。、、、ごめんなさい。でも、何もしないよりは、いいよね?」

エリィはここまでなんどもフェイたちと対立する立場で戦っていた。その中でついに、フェイたちとともに行動することを決心した時のシーン。
キスレブに大型のミサイル(戦艦)が着地するのを防ぐため、少しでも弾道を曲げようとしている。
◆ネガティブだった二人の少しの歩みだし
フェイ
「きっと心から協力したいなんて思っちゃいないんだ。誰かに必要とされたい、何かをしてあげれば、、、そうすれば、自分の居場所ができるって、いままで行動してきた気がする、、、。そうやって癒されている自分がいるんだ。たしかにそれはゼロじゃない。だけど、1でもないんだよ。」
エリィ
「私ね。考えてみたの。なんで今自分はここに居るんだろう。
あのまま戻ってもよかった。それなのに、どうして戻らなかったんだろう、、、って。
それは多分、あなたが何もしないより、何かして居る方がいいって言ったから。だから私も、何かしてみようって気持ちになれたんだと思う。
1で無くてもいいじゃない。たとえそればごくわずかでも、何度も繰り返せば1になるでしょ?それは、、、ゼロじゃないもの。」

キスレブから脱出した二人は、訳あって漂流することになってしまった。
海の上に、漂流しているコンテナのようなところで二人で会話しているシーン。
最初、暗い海をバックにセリフのテキストだけで、最後に二人の座っている画角にパンするとか、なかなかこの時の雰囲気も想像できるような演出ですね。
この細かい演出がゼノギアスの世界観に入り込むのに一役かっている気がする。
◆タムズに助けられて
艦長
「海からの物資引き上げを生業とする俺たちにゃ、海から得られたものはすべてお宝さ。
そう、お前らも、大事な大事なお宝さ。丁重に丁重に扱わねぇとな。」
エリィ
「どうしてそんなに親切にしてくださるんですか?」
艦長
「それはな、、、俺が!海の!男だからだ!」

先ほどのシーンにも繋がりますが、
カメラの画角をテンポよく切り替えて、セリフと連動させて演出するところとか、なんか凝っているなぁと。
◆グラーフのおきまりのシーン
グラーフ
「我が拳は神の息吹!”堕ちたる種子”を開花させ、秘めたる力をつむぎ出す!!美しき滅びの母の力を!」

厨二感全開のグラーフの決め台詞!
◆ジェシーカノンを打つ前
ジェシー
「捏造された信仰なんてものは、世界や、脆い人の心を補償するために出来たシステムなんだ。
だがな、本当の神や信仰は、他人から与えられるもんじゃねぇだろ?
自分自身の中に見出すものだ。語らざるもの、表現されえざるもの、それが神じゃないのか?”神は応えないもの”なんだ。
俺が幼いお前に銃を教えたのは人を救うためだ。お前は、銃は人殺しの道具だと言うが違う。
「銃」が人を殺すんじゃない。「人」が人を殺すんだ。」

ジェシーの名台詞。
敵に打ち勝つために、自分の命を呈して攻撃をしようとする前の名シーン。
息子のビリーというキャラクターに向かって言っています。
補足:ビリーは教会で仕事をする真面目なキャラクター。相反するようなワイルドな父親と疎遠気味。物語の流れで、教会が実は悪事を働いていたことを知って、父とともに戦うことになる。
実際は、ジェシーは生き残りますが、いい味出した親父さんです。
◆シェバト襲撃
マリア
「ゼプツェン!ごめんなさい、遅くなってしまって、、、。行きましょう!」

ニコラ
「ゼプツェン!マリアか。」
マリア
「たしかにわたしはマリア・バルタザール。だけど、あなたは、、あなたは、、?」
ニコラ
「無論私だ、ニコラだよ!見なさい、マリア、私の研究の成果を!巨大で、力強く、永遠の輝きを放つこの体を!もう老いも、死もない。私は、新たな首都して生まれ変わったのだ。」
マリア
「わたしは人として生きていた頃のお父さんが好きだった、、、。
やさしそうに微笑んで、、、いつも、、、、いつまでも、、、そばにいて欲しかった!!!」
ニコラ
「私とともに、新たな生命の1ページを開くのだ。輝かしい未来を築こう。
約束するよ、今度こそ本当に、いつまでもお前のそばにいて、お前を守ってあげよう。」
マリア
「、、。お父さん、、。ゼプツェン!」
ニコラ
「ゼプツェン、、。貴様、創造主たる私にはむかうというのか?
マリア
面白い、、、。相手になってやろう。ニコラの偉大さ、アハツェンの力を見せてやる。こい、ゼプツェン!?」
「、、アハツェン!あなたを倒します!!」

実の父親がフェイたちの行く手に阻んできた。
その際のマリアが意を決して、出撃するシーン。出撃するシーンのカメラワークとかもなかなか粋なもんです。
その前の流れも含めて、実の父親と戦うマリアの姿は感動モノ。
◆ソラリスへ行く前。
ジェシー
「おい、ヒュウガ。俺も行くぜ、ソラリスへ。
勘違いするなよ。別に、おまえたちに力を貸すってわけじゃねぇ。
貴様が何を考え、何をなさんとしているのかはしらねぇ、、、。
しかし、貴様が向こう側に、敵にまわるなら、俺は迷わず貴様を撃つぜ。
たとえ背後からでも、な。」
シタン
「ええ、、、。その時は、よろしくお願いします。」
ジェシー
「けっ、張り合いのねぇ、、。」

事あるごとにシタンは、裏でいろんな人物と会話をしているんですが、今回も訳あり的な感じでフラグがたつシーン。
ジェシーの粋なセリフもここで登場しています。
◆ハマーがエリィーを捉えて
メディーナ
「止まりません。止まりませんとも。、、、我が子が危険な時ですもの、、。
私は、ごく”普通”の母親ですから!!」

エリィが連れ去れれようとしているところを、エリィの母親が止めるシーン。
結構、特殊なキャラクターたちが登場している物語の中で、普通の人間としての全力のセリフ!
◆ソラリス崩壊
シタン
「彼の中に眠る、もう一人のフェイが目覚めたんです。フェイトイドは同一人物なんですよ、、、。」
エリィ
「!?嘘でしょ!?そんなこと信じられない!」
バルト
「嘘じゃないんだ、、。俺たちはその光景をこの目で見た。あいつがイドに変わっていく、その様を、、、。」
フェイ
「、、、やめろ!やめてくれ!うわぁぁ、、、」

プレイをしているともう気づいているんですが、物語の中では明確にここで明かされる。
フェイの暴走による、その力の強大さが今回のもソラリスという空中都市を破壊させるほどに、、、。
◆遠い記録の中
フェイ
「俺は嘘を吐いた、、、。
絵の具が尽きかけていたのではなかった。
肖像画が完成してしまうのが恐かった。いつまでも描いていたかった。
だから時間を稼ぎたかった、、、。
こんな俺を彼女は蔑むだろうか、、、。否、いつもと同様に優しく微笑んでくれるだろう。
彼女はそういう女性だから、、。」
エリィ
「いつからだろう、、、彼が私を拒むようになったのは、、、。
二人を隔てる壁、、「立場」、、「境遇」、、彼はそういったものを拒絶していた、、。
違う、、、それは私自身、、。
だから、、そんなものいらない、、。
ありのままの二人でありたい、、、。そう私は願っていた、、。
だから、、私は描いてもらっている、、。こうしてありのままの私を、、、。

お互いの本音がすれ違い、自分の気持ちを伝えられずにいる二人。時を超えてこういうシーンを見るとなんとも歯がゆい。
ゼノギアスを象徴するシーン。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プレイしたひとにどこまで伝わるものになっているかは心配ではありますが、当時にしてはだいぶ挑戦的な演出を盛り込んだゲームです。
また、まだまだこのゲームを語る上で欠かせない要素などもたくさんあるのですが、またの機会に語れればと思います。
何よりも音楽が素晴らしくこの世界観に浸ることができます。
この愛すべき作品に対して敬意を表して、
この記事を終えたいと思います。