ドラマ「3年A組」の面白さは生徒と視聴者の心情リンクにあるのか?

どうも、ハジメです。普段はドラマをよく見る方ではないのですが、

何かたまたま見かけた時から見続けることがたまにあるので、

そこで今回は日曜10時30分の「3年A組」の面白さは何かを考えたい。

設定としてはとある高校、日常のなんでもない風景が描かれて行く。

授業中に突然、菅田将暉扮する先生が生徒たちに向かって、「これからあなたたちは人質になってもらいます。」

と言い始めるところからストーリーが展開し始める。

先生は爆弾を仕掛けたと言い、それを疑う生徒たちに対して、

何個かの爆弾を爆発させ、3年A組の教室のみ隔離した状態にする。

その中で、ストーリーは進んで行く。

ネタバレもあるといけないのでストーリーに関わることはこの辺でやめるとして、クリエイター目線も交えてこのドラマの面白さがどんなものか考えてみたい。

まず最初に思ったのは、

民法の放送で、この手の学園モノで人が死んで行く様を描くドラマをよく放送できたなという印象が先にきましたね。

推理モノでも殺害現場は、シーンとしてありますが、

かつてのバトルロワイヤルを思わせるような表現もあるため

結構、挑戦的なドラマだなーと思いました。

そこから身進める上で感じたのが、

教育モノを作成するにあたって、生徒に対してどの程度の

リアリティを感じてもらいながら伝えたいメッセージを構築するか。

ドラマ中の生徒に限らず、視聴者にメッセージを届くようなものにするかが結構カギになるかなと思います。

ありきたりな出来事を通じて何か説教じみたことをしても

ある程度やり尽くされた中で、またこれか感はあると思うので、

そう行った意味で、この設定にしたのも納得が行く。

生徒含め、視聴者にもこの極限状態を受け入れさせる必要があった。

その心情のリンクが視聴者とドラマの間に溝や距離を作らないことに一役買っている気がする。

生徒は、最初の方の反応として何かの冗談でしょ、ハイハイ見たいな反応をしている。

視聴者もおそらく、どうせキャッチーさを狙ってインパクトのある設定を持ってきたんでしょ、ハイハイという印象を抱いた人もいると思う。

そこでドラマ開始早々に教室を爆破させる。

ここに、このドラマで言うつかみを完了させたような気さえする。

個人的には、としてはいきなりオチ持ってきたんじゃないか?ぐらいことをちらっと思いつつ、この先の展開どうするんだろうなと思いましたね。

ここで、掴まれた視聴者はおそらく先が気になって行くだろう。

生徒たちが

「これから私たちどうなるの」

という心情と

視聴者の

「これからどう言う展開になるの」

が一致するところからドラマが進んで行く。

ここから先は、同級生の影山玲奈という、全国レベルの水泳選手が、自殺をしてしまった。その理由を巡って、話が進んで行く。話の流れだけで考えると1メッセージ1話なんで、一話完結といえばそうかな。

プロットの段階で、一つの謎が解けたら、また別の謎が出てきて、見ている人の興味を引き続けたりするように作っているように感じました。ドラマのテクニックの一つなんでしょうね。海外ドラマに多いかなこういう作り。

ドラマ中のメッセージ(お説教)の内容に関する是非は、受け取る側の印象に委ねるとして、個人的に感じたことを最後に書いて今回の記事は終えたいと思います。

 特に感じたのは、結局時代が変わっても、メッセージの内容としては似ている部分と時代を象徴した部分があると思ったので書いて見たい。

共有する部分は、若者特有のプライドみたいなものや、見栄みたいなもののちっぽけさみたいなことを語っている印象があったが、面白いなと思ったことから、社会現象に紐付けて書けそうなポイントがあった気がした。

 フォロワーが増えるからと行って、教室の中で起こったことを携帯を内緒に使ってS N Sにアップしようとする生徒のくだりの部分。

これ、最初はこの生徒いるか?

短絡的すぎないか?

と思ったものでした。たしかドラマ見ててもそんなことを言った気がする。ドラマとはいえ、設定に無茶があるんじゃないと思いました。

 しかし、そこから数日後、

たまたまニュースで、ある飲食系の企業のアルバイトが悪ふざけ動画をアップしたというニュースを見かけふと思った。

この彼らの行動の源泉にあるものは、目立ちたいとか、悪いことを堂々とするのがかっこいいと思っている部分があったりすると思う。

一方で、悪目立ちしたり、過激なことをするとS N S内で注目されてフォロワーなどが増えるということも潜在的にか、顕在的に分かってやっているとも言える。そういえば、you tubeでもそう言ったことをして登録者を拡大させたりする人もいる。

 そういうことからドラマの設定とてして無理にねじ込んだというよりも

社会の出来事に対してのメッセージとして、しっかりと重さを持って伝えて行くことに成功しているように感じました。

 ドラマ、テレビ番組は社会の動きを写すものであるんだなと、改めて感じた次第でした。

「3年A組」に関しては、プロットやメッセージだけじゃなく、そのほかにも、魅力があるドラマだと思いますので、今回はこれだけにしておきますが、是非みなさんも見ると、何かを感じるのもになっていると思います。

引き続きこのドラマの続きを楽しみにしながら、この記事を終えたいと思います

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