受ける側はここを気をつけた方がいい必見情報。
いずれも一朝一夕で身につくものではなく、経験から来るものだったり、実際に手を動かしたことがあるかないかはすぐわかります。
また、クリエイター系の会社だけかも知れないですが面接官は現場のクリエイターであることが多いと思います。つまり、面接に来る人の技術力を図る力を持っているということです。
新卒採用の数が少ないのも、育てるというよりも、力のある人を求めている。
これらからも新卒採用の数が少ない企業ほど、技術がある人を欲している可能性が高いです。
そこで、私自身も大手ゲーム会社やその他の会社でも面接を何度も行ってきたので、何を気をつけて学生生活を送ればいいかを少しでも紹介出来ればと思います。
新卒のかたは特に参考にしてください。
・制作物があるなら必ず見せる
・自分なりの考えやこだわりはあるか?
・周りの製品の知識は豊富か?
・一から一人で色々経験してるやつは強い
・コミュニケーション能力はあるか?
面接する人も人間だし相性などで影響されてしまうことが多いが、共通して持っておくと理解されることがある事柄をまとめました。
まずは、
制作物があるなら必ず見せる
シチュエーション
面接官:何かゲームを開発したことはありますか?
面接官:何か得意な分野はありますか?
これの理由としてはクリエイター系の職業の面接は能力重視。
先ほども書きましたが、成長枠を設けている会社もあるかもしれない。しかし、若くして能力ある人が結構いる世界でもあるので、若干名しか採用しない会社だった場合は、能力ない奴はとらないと思う。特に、デザインやプログラムは目に見えやすい形で製品が作れるので露骨です。
残念ながらこれは真実。なので学生でこの業界を目指している方はなによりもまず技術を身につけましょう。
ただ、企画はどうすればいいのか?
企画の技術とは?会社によって基準が違うと思うが、企画書を書く練習と、それを説明するスキルは身につけておくと損はしない。
さらに突っ込んで行けるなら、自分が立てた企画で、チームを作ってゲームを開発した経験があるかどうかは武器になると思います。
さらに、仕様書がある程度しっかりかけて、ゲームのことをわかっていることが伝われば可能性は高いです。
自分なりの考えやこだわりはあるか?
面接官:作ってみたいゲームは何?
面接官:ゲームの強みってなんだと思う?
このような質問が来た時に、ふだんからものを作ることを想定して、モノを考えているかが露骨に出てきます。
ゲームの一般的な作りを理解した上で、自分はこれがしたいとか、こう思うということがあればおって思います。
特に企画の職業上、自分の考えや何かを作ることを人に伝える事が出来ないと、自分で物が作れないので、言語化する作業はとても大事です。
先に書いた、企画の作り方のベースの部分や自分の好きなゲーム、作ってみたいゲームのことは言語化して、他人にも理解してもらえるようにしましょう。
質問のやり取りの中の随所にこのセンスが滲み出てくるものです。
普段の生活の中で自分の考えをまとめる癖や、ゲームをプレイした時に自分なりにまとめる癖をつけることをおススメします。
周りの製品の知識は豊富か?
面接官:やり込んだゲームとかある?
面接官:好きなゲームとかある?
基本的に面接官は、その人の良いところを知りたくて話を振ります。
これは、知識はその分仕事の武器になります。ただ、プレイがとてもうまいだけでも重宝されることはあります。特に、e-sportsが注目され始めている現在で、プロレベルの腕前を持った人が開発に欲しいと思うことはあると思います。
非常に繊細なバランス調整など、意見を聞ける存在がいると心強い。誤解しないで欲しいのは、だからといってゲームばかりプレイしてうまくなるだけを目指すのはやめましょう。
その上で、開発としての目線も持ち合わせていないと、意味がないです。だったら、プロの方に意見を聞けばすむこと。実際に選手と交流してバランスを調整していると発表している会社もあるぐらいですしね。
プレイはさておき、一般的なレベルでもステージギミックにめちゃくちゃ詳しかったり、ボスのAIパターンに対して詳しいだけでも、引き出しの多さにつながります。直接アピールは難しいけど、企画の会話をしている際などで、うまく絡めて伝わる可能性があります。
一から一人で色々経験してるやつは強い
面接官:ちなみにそのプロジェクトであなたは何をしたんですか?
面接官:大変だった事は何ですか?
これは、お仕事としての目線が強いですが、企画だからといって他の分野のことを全く知らなくていいかと言うとそうではないです。
プログラムの組み方やサーバー、データベースに関する基本的な素養があるだけでも、仕様書をエンジニアさんに理解してもらう度合いは桁違いです。それはデザインに関しても同様。
企画だけの業務といっても実は多岐に渡っていて、書類書くだけでは当然終わりではなく、その他の諸々の原案からリリースまでの流れを通してやったことがあることは武器になる。
面接官が現場を知っているほど、
その質問の内容で、どんな経験や修羅場を経てきているかは分かるものです。
コミュニケーション能力はあるか?
最後の最後でものをいうのが、コミュニケーション能力。
同じぐらいスペックだったら、人付き合いが基本の開発の環境で、話しやすかったり、前向きなやつの方が良かったりする。
とはいえ限界もあると思うので、自分が気をつけているのは、嘘をつかない、隠さない、本音を伝えることです。
語るときはある程度熱を込めて、本気のことを伝えた方がいいです。
やってみたい企画のアイデアを人にいうのが恥ずかしいと思う気持ちは邪魔をします。それを実現したい、作ってみたいと思うのであれば、なりふり構わずまずは伝える努力をしてみましょう。
恥ずかしくて遠慮する時点で、実はそこまで本気じゃない可能性もあります。
周りの人を納得させるような話ぶりや態度というものは、やはり面接官の一目を置くものです。
たくさんの学生を相手にしていると、最終的にはいかに記憶に残るかは結局でかいです。特に一次の面接はその側面が強いです。