どうもハジメです。
今回は、企画の書き方に関しての紹介してみたいと思います。
皆さんも企画書書くぞって思って、パソコンに向かったはいいもののアイデアが出てこなくて、何を書いていいかがわからないことがありませんでしたか?
もしくは、アイデアはあるが、どうやってまとめたらいいかがわからないと言ったことはなかったでしょうか?

そこで今回は、企画を立ち上げるにあたっての流れとそれぞれのパートで何をすべきかを網羅的にまとめたいと思います。
それぞれのパートに関しては個別に詳細な記事を書いていきたいと思っているので、皆さんが気になっているパートの記事を読んでみてください。
私自身のクセや好きなものは置いておいて、ある程度汎用的に考えていけるレベルでまとめたいと思っています。おそらくどんな人にも使えるはずです。
また、この記事自体をほかの記事などのまとめページ的な使い方としても仕上げられればと思っています。
目的としては、企画書を作成して自分のタイトルを会社にプレゼンするあたりまで出来るようになることとしたいと思います。
使える企画の書き方の大枠の順番としては

1 アイデアを出す。
2 企画を精査する
3 市場へのアプローチ
4 企画書作成
このような順番で企画書を作っていくイメージでいいと思います。
どんな業種であってもおそらく対応できるような基本的なものになるのかなと思います。
1 アイデア
1-1 アイデアと企画の違い
アイデアとは、このままだと製品企画のタネのような状態の事だと思っています。
企画とは、面白さが担保できていて、市場に対してもある程度の勝算があると思える状態の物だと思っています。
もちろん、作ってみないと分からない、リリースしてみないと分からないことが多いと思います。
しかし、企画の段階で、より面白くなりそうな確証がある企画、売れると思える企画をライバルが書いてしまうことは十分ありえます。
企画者としては、とにかく作らせてくれでは、説得力ないですよね?
そこで、企画、企画書として絶対に必要になるのが、プロジェクトを判断する決裁者に対して、面白そうになることを理解させること、市場で勝てる保証を伝える事だと考えます。
ざっくり、企画のたねだけ考えるのに使える発想法としてこんなものがあります。
当然ながら、アイデアをただ口頭で伝えるだけでも会社を動かすことは難しいと思います。
1-2 アイデアを尖らせる
アイデアを尖らせるにもある程度の方法があります。
なんとなく思いついたアイデア。これ面白そうだとか、こういうのはなかったよな。と思うことは皆さんもあると思います。
それを企画にしていくための前段階として、
いくつかのアプローチがあるのでそれぞれの考え方に合うものがあれば、
それに合わせて洗練させてみるといいと思います。以下はそれぞれに合わせた記事を書いていますので、きになる物を参考にして見てください。
コンセプトから考える
世界観から考える
ゲーム性から考える
続編として考える
2 企画精査
2-1 ゲームの方向性
具体的に企画の土台が見えてきたら、次にゲームの方向性を考えるフェイズかなと思います。
ジャンルは何にするのか?
世界観はどうするのか?
プレイヤースキルは要求するか?
ライトに仕上げるかなど
2-2 過去作との差別化
方向性を考える上で、明らかに過去のタイトルと似ていて、勝てる見込みがないと企画は当然ながら通りにくいものになります。
なので、過去作自体を知っておくことはある程度の必要な知識となります。
逆に、あるタイトルでは手触りをこうしているが、自分はこうした方がいいと思うきっかけにもなりますね。
ゲーム企画者として最低限知っておいて損がないタイトルをジャンル別にまとめてありますのでこちらも参考にして見てください。
3 市場へのアプローチ
3-1 市場の把握
ビジネス的な観点をどこまで学ぶかはお任します。
今回は最低限企画書を作るに当たって、
大まかな考え方を紹介できればと思っています。
対象となるハードはどれにするのか?
コアユーザーの市場なのか?
アニメファンに刺さるものにするのか?
カジュアルな層にするのか?
3-2 ターゲットを明確に
大まかな市場イメージを持ったら今度は
さらにターゲットを明確にします。
いわゆるペルソナ分析的な作業ですね。
年齢は?
性別は?
どんなことを普段している人か?
これは具体的であるほうが作り手の側からすると
詳細なほうが最終的な調整の着地がより明確になります。
ゲームでいうなら
主には難易度、コンテンツの複雑さなどです。
おそらく商品開発などでも
それを購入する人のイメージが明確であるほど、
味付けだったり、手触りだったり、
大きさだったりが変わってくると思います。
4 企画書作成
4-1 構成を考える
そしてここにきてやっと、企画書を書き始めます。
まずは、構成を考えましょう。
それぞれのページで何を書くべきかをまとめていきます。
最初は、以前にまとめたこちらの記事を参考にしていただければと思います。
そこからさらに複数のフォーマットもありますので、おいおい記事にさせていただきたいと思います。
追加の要素としては
・企画概要(どのプラットフォームに出すかなど)
・スケジュール
・開発費
なども要求されるケースもあるかなと思います。
4-2 資料作成
企画書に関しては、どのソフトをどうやって使うかは
また機会を見てまとめたいと思います。
ただ、注意したいことは、1ページに情報を詰め込みすぎないことです。
特に主張っぽいメッセージを複数混ぜると
聞いているほうが色々言われて結局なんだったんだ
みたいな状態になってしまいますので、ご注意ください。
4-3 プレゼンも意識して
プレゼンを意識してというのは、
先に書いた企画書の構成の段階にも意識できるといいことです。
こちらは会社の文化や進め方がそれぞれあると思いますが、
共通してそうなこととしては以下のようなものがあると思います。
・承認者の思考・好みは何か?
・そのMTGでの声が大きい人がいる場合そこにも同様に。
・想定できるツッコミはどんなものがあるか?
こちらもいずれ記事にしていきたいと思います。
そして、完成した企画書を持ってプレゼンに挑みましょう!
その他で気にしていることとしては

・ツッコミが来たとしても、アプローチの是非をまず問う流れに持っていく
・事前に主要な人(味方になってくれる人)には共有して突っ込みもらっておく
・一つめと似ているが、些末な問題か、重大かで受け取り方をかえる。
・言葉としては、余計なことを言わず、主張だけ簡潔に。
・結局最後はパワーで押し切る局面もある。
最後に
いかがでしたでしょうか?
企画に関して大枠の部分をまとめみました。
企画という作り方のノウハウがあってないような分野の業務に対して、少しでも参考になれれば幸いです。
皆さんの素敵で、斬新なアイデアが少しでも多く
世の中に出てくることを楽しみにしております。