ソシャゲ運営が必要な企画に関わる仕事をまとめていきたいと思います。以下は一旦、典型的なカードデッキを構築してバトルする形のゲームと想定します。
また、それぞれの書き方や考え方に関してはそれぞれの記事に記載してますので、興味があるものを覗いてみてください。
1 運営基本設計

1-1 レベルデザイン
レベルデザインにも対象がいくつかあります。
・キャラクターと敵の強さの設計
ソシャゲの要とも言えるパラメーター調整部分です。
ビジネス的な観点と面白さを作り出すことの両方のバランスをとりつつ、設計を要求される部分ですね。
最近の主流としては、キャラクター自体の育成に時間がかかるように設計して、持っていないとダメではなく、育ててないとダメと思わせるような作りにしてますね。
・報酬配布量の設計
こちらは、ガチャを引くための資産以外の報酬の配布に関して、設計する部分です。
主には、ゲーム内の通貨(ゴールドなど)、育成用のアイテムなどが主なものかと思います。
どれぐらいのバランスを蒔けば、ゲームスタート時に、ゲーム内の機能の意味を理解させることができるか。また、この報酬をもらうためには何をすればいいかなど、ユーザーの行動をある程度の促すきっかけにも使えたりします。
・課金にまつわる設計
こちらは主に課金でしか手に入らないものの、配布の設計や排出割合、強くなっていくかを設計するパートになります。
1-2 運営サイクル
こちらでは、特にソシャゲを運営する際に必要な計画を中心に紹介していきたいと思います。
・アップデート計画
ここでは、機能の改修や追加の計画を立てる作業になります。例えば、新規イベントをいつ開発して、いつリリースするか。不具合の対応はいつのバージョンに何をまとめるかなどをスケジュールとともに考えることが多いです。
・キャラクター追加計画
ソシャゲのコンテンツ追加の花形でしょうか。ガチャなどに追加するキャラクターの追加計画です。
これは難しですよね。追加するたびに最強キャラは出せないし、
ある程度使い勝手やキャラクターの人気がないと欲しいと思ってもらえないし。
長期的な視点も気にしつつ、ある程度売り上げをキープし続ける必要がある難しいパートですね。
・新アビ、技の拡張計画
こちらもキャラクター追加計画に絡むのですが、長期的な視点で、自分が開発しているコンテンツに合わせて、新しい技の種類を生み出したり、ギミックを考えて、デッキ構築のバリエーションが生まれるように気にすることが重要になってきますね。
2 運営作業

2-1 データ入稿
・コンテンツデータのアップ
こちらはアップデートのタイミングやイベント・ガチャなどのコンテンツを更新する際のコンテンツアップに関しての作業を刺しています。
アプリの更新がなくてもソシャゲ運営ではデータだけで、更新できるように開発されていることが多く、それを使って、データをあげます。
・お知らせデータのアップ
会社によるとは思いますが、お知らせのみさらにアップしやすい作りになっていることが多いです。
いわゆるwebをベースにした作りで開発されていて、データの更新がさらに楽になっています。
2-2 素材発注
・イベント用データ
こちらでは、既存のイベントエンジンを使って、画像やデータを差し替えるだけでイベントが開催できる作りにしていることが多いです。
なので、イベントに関わるデザイン素材を網羅した作業依頼用のフォーマットを作って置いて、その項目に対して全てデザイナーさんに作成依頼を出すことが多いですね。
・キャラクター発注
こちらでは、主にはガチャの追加やイベント報酬のたびに新しいキャラクターを配信します。
こちらでもイベントデータ同様、キャラクターを1体追加するのに必要なデザインデータをまとめた作業依頼用のフォーマットを使って依頼することが多いです。
・メインコンテンツの追加
こちらでもイベントなどと同様です。メインシナリオやメインクエストがあるゲームの場合は同様に作業依頼用のフォーマットなどで、作業依頼をすることが多いです。
シナリオが絡む場合はそちらも同様にフォーマットを使って、作業の抜け漏れがないようにしています。
3 KPIのまとめ

3-1 基本知識
基本的なKPIの知識を身につけておいた方がいい用語をまとめて置いたり、基本的なKPIを分析するための知識を身につけた方がいいです。
DAU:その日にプレイしたユニークの人の数。
MAU:その月にプレイしたユニークの人の数。
などなど
こちらの記事にまとめてあります。
3-2 売上予測
KPIの見方をある程度把握したら、kPIを見る理由の最大のポイントが売り上げをあげたりすることだと思うのですが、その売り上げをどうやって予測しているかのベースの考え方をこちらでまとめています。
3-3 ユーザー(DAU)を増やす
こちらでも、KPIを分析する目的として、ユーザー数を増やすことがあげられます。こちらでは、ユーザーを具体的に維持したり、増やしていく際のセオリー的なアプローチをいくつかこちらの記事で紹介しています。