どうもハジメです。
今回はゲームの仕様書を作成にする際にこうやって書いたらいいかわからない方に向けて仕様書の書き方を紹介します。
正直、会社によって使用するフォーマットなどは様々ですのであくまで共有してつかそうな形で書き方を中心に紹介したいと思います。
また、一言に仕様書と知っても状況に応じて仕様書自体も使い分けることもあり、どんなフェイズのどんなパートのことを書くのかに関しても細かく分けて紹介したいと思っています。
また、会社の規模によっても要求されるスピード感と精度が異なると思うので、自身で考えていただいて、
使えるところはうまく盗んで利用してもらえればと思います。
まずは仕様書の種類の紹介をさせていただきます。
仕様書には、ざっと以下のような種類があります。

1 機能仕様
2 実験用仕様
3 デザイン(UI/演出)仕様
4 データ設計仕様
5 世界観・ストーリー設定仕様
最後の5番のものは仕様書というよりは設定資料的な側面ですがこちらに含めたいと思います。
また、仕様書と一言で言っても、
以上のものが複合的に書かれていたり、
粒度は粗めてスピード重視で書いたりすることがあります。
また、資料で書くよりも動画や画像で見せたほうが
速いものはそれで済ましてしまうこともあると思います。
1 機能仕様のフォーマット
機能仕様のフォーマットは、いわゆる仕様書に当たる部分かなと思います。
まとまった機能に対して仕様をまとめるものになります。
ソーシャルゲームだと、クエスト・バトル・ガチャ・パーティ編成など
そう言った機能ごとをまとめて書く際の資料になります。
ケースとして、UIや演出も一緒に書くことがあります。
例として
ロマサガリユニバースのガチャを例に簡易な仕様書を書いて見たいと思います。使用しているソフトはexcelです。
要素としては
・見出し
・目的
・ページ構成
・要素説明


ざっと書いてみるとこんな感じです。まだまだ細かく書いた方がいい事柄はまだまだありますが、とりあえずのフォーマットのベースとしてはこんな感じでいいかと思います。
その他
書いておくと便利
・実装リスト
こちらは大まかな機能をリストにして表にしたものです。全体の作業量の見積もりにも担当者の割り振りにも使えます。
粒度はまちまちになると思いますが、今回のものですとガチャのページ単位で書いてみるとかでもいいかと思います。
・運営用画像発注フォーマット
こちらは、ソシャゲによく使われるものだと思います。
運営フェイズに入った時に便利なように、イベントごとに記載して管理する資料のことです。
今回のガチャ仕様で言うと、キャラクターの画像やガチャのタイトル画像の部分を個別に文言やキャラクターをまとめます。
こちらもまた別途記事など書いてまとめたいと思います。
見た目的な観点で
・見出しは塗りつぶし
・オートシェイプを駆使せよ
・要素は番号を振ろう
とりあえず上記にフォーカスして書いて見ましょう!
2 実験用仕様に関して
実験用仕様のフォーマットですが、基本的にはある特定の事柄に関して実験的に確認したいことを限定的に書くことを目的としています。
その中でもいくつかのパターンを紹介します。
・技術検証仕様
・ゲーム性検証仕様
上記の二つに関してはこちらで記載してあります。
・デザイン検証仕様
こちらに関しても別の機会に
別の記事で紹介したいと思います。
3 デザイン(UI/演出)仕様に関して
補足的になりますが、デザイン用の仕様に関しても紹介したいと思います。
こちらも詳しくは別の記事で書き進めて行きたいと思います。
1の機能仕様をよりデザイナーさん向けに調整した仕様書になります。
注意したいこととしては、
・グラフィックの統一感
・情報の優先度
・視線の誘導
・尺、タイミングの精査
・操作のしやすさ
をわかりやすくまとめてあげることが必要になってくるかと思います。
まずは、大きな方針を立てる際にはこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか?
4 データ設計仕様に関して
こちらに関しては大きく2つの用途があります。
・プログラムを作成する際に必要なデータ設計
・量産するデータを入力・作成する際のポリシー
があるかなと思っていまます。
こちらも詳しくは別の記事にまとめたいと思います。
また、教養的なレベルな話ですが、
こちらのデータ設計に関して紹介した記事がありますので
きになる方はチェックして見てください。
・サーバーとクライアントの違いとは?
・マスターデータとは?
・エクセルの使い方
5 世界観・ストーリー設定仕様に関して
こちらは仕様書というよりは資料みたいなものになります。
主にはストーリー・キャラクターの設定やそれにまつわるデザインを起こす際に使ったりするものが多いですね。
大きくは
・世界観資料
・ストーリー資料
・キャラクター資料
などが挙げられます。
こちらもまた機会を設けてまとめて見たいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はゲーム開発における仕様書に関しての
フォーマットについて紹介しました。
企画に関してはこちらにまとめています。
こちらの記事に仕様書にまつわる様々なフォーマットを
記載して行きたいと思いますので、定期的にチェックしていただけると内容を少しずつ改良して変化があるかなと思っています。
皆さんも使える部分がありそうだと思えましたら参考にして見てください。